指導者としての現在
やりがいを感じる瞬間
秋山:今まではどちらかというと教員として思いをかけた分が返ってきた瞬間に1番やりがいを感じていましたが、B級講習会に参加したことで指導者としてサッカーをちゃんと教えることにやりがいが変わってきました。練習後に選手たちが今日は良い練習できたなと感じている満足げな表情を見た時に喜びを感じます。
日々心掛けていること
秋山:選手にサッカーノートを書かせているのですが、今日の練習は意味がわからなかった、納得していません、っていうのを言い替えたような言葉が並ぶことがあり、納得感を持っているかどうかがリアルタイムにすぐにわかります。それを見て、この練習は意味なかったなと思ったり、選手に何がわからなかったのか聞いたり、こちらはこう考えていたよと話したりはしますね。あと、普段から結構わからないことは人に聞きます。広島文教高校の松木先生にはお世話になっていて、高校は違くてもみんなのサッカーだからと年齢性別関係なくディスカッションしてくださる。うちのサッカーを分析した上で足りないことを教えてくださり、すごい勉強になるので、定期的に練習試合をお願いしています。また、サッカー協会の方々にも試合や練習を見てもらい、アドバイスをもらうこともあります。
スキルアップ方法
秋山:本を読むことです。仙台育英高校の野球部監督の須江航さんの本はたくさん買いました。あと試合も見ます。個人的にリバプール推しなので海外サッカーも見ますが、分析をしようと思って見る時はフルで見て、どういう戦術なのかなっていう観点で見ています。それが女子に当てはまるのかという疑問はありますが、最先端のサッカーは知っといた方が良いと講習会でも言われたので意識しています。
柴山さんのインタビューを見て
秋山:ライセンス講習会に行っても自分の疑問に対する答えが見つからずに帰ってきたっていうのには大共感しました。間違いなく講習会に参加したことで人生は変わりました。ただイメージとは全然違ったなという印象です。基本メニューは自分で考えるし、教わるというより他の人のサッカー観を知るみたいな場だったので、自分のサッカー観はもう自分で作るしかないのかなと思いました。
松田:選手の時にチーム戦術しかずっとやってきてなくてわからないことが多いというケースはやはりありますよね。極端なことを言えば、バスケを体育でしかやったことないのにバスケの指導しろって言われているくらいの難易度の高さを感じてしまう部分もある。型がないものは発展させれないというか。
秋山:そうなんです。B級の同期の方々は自分のサッカー観があって、誰も正解を求めてなかった。私は教えてもらえると思ってしまっていたんですよね。あと、講習会に参加して感じたのはJ下部出身や元プロの人たちは圧倒的に考えていることや出来ることの質が全然違うし、表現できるサッカーのレベルもすごく高いなということです。自分が選手でもそういう人に教わった方がサッカーを知れるだろうなって思ってしまうので、こんなにサッカーにのめり込むなら選手としてのキャリアを積んでおけばよかったなと今は思うし、選手としてのキャリアが大学で終わってしまっていることが指導者としてのコンプレックスになっている部分があります。
今後について
今後のキャリアプラン
秋山:鳥取県代表として全国大会に出場することで、もっと色々なことをやれるなと思うかもしれないし、あるいはそれを一つの区切りとして自分の今後のキャリアを考えていくかもしれないし、正直どうなるかはわかりません。ただ今気になっているのは、自分が鳥取県の女子サッカーを引っ張る人みたいになってしまっていることです。女性指導者も少ない中で立場上どうしようもないのですが、本当の自分はそういうキャラではないんです。2年前に高校の後輩である下山田志帆(現:大和シルフィード)が鳥取に来た時に会ったのですが、私の今の状況に対して「みそらさんは叩かれてなんぼ。何度叩かれても這い上がれるところが良さなのにずっと人の上に立ってたらダメですよ」と言われ、その通りだと思いました。自分のことをよくわかってくれている人にそう言われて、このままじゃいけないなと感じましたね。
最後に
他の指導者に聞いてみたいこと
秋山:普段自チームのサッカーをブラッシュアップする上で、試合の分析や練習メニューの立案をどんな方法で、どれぐらい時間をかけてやっているのかはやっぱり気になりますね。
気分転換やリフレッシュの方法
秋山:ドラマを見ることです!日本のドラマの仕事系やヒューマン系が好きで、1話見て面白そうなのは継続してみます。「何曜日にはこれがある!」が日々のモチベーションです。(笑)あと、サブスクで昔のドラマも見ますが、「JIN」とか「陸王」は特に好きでいつも号泣しながら見てます!(笑)
秋山さん、ご協力ありがとうございました!
このインタビュープロジェクトでは、今後も現場で活動されている指導者の方にスポットライトを当て、様々な話をお聞きして参ります。ぜひこの活動に賛同してくださる方がいましたら、お問い合わせやDMよりご意見ご感想、あるいはSNSでのいいねやシェアなどで応援していただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。


